自閉症児をこよなく愛するパパの毎日

1男1女のパパです。長男は4才長女は1才(2015年8月現在で)
長男はバリバリの自閉っ子。長女はまだわからないけど。。

引き裂かれそうな思い。。

長男あおも8カ月になり順調に成長して可愛さに凄みを増していき本気でぼくは大手アイドル事務所に履歴書を送ろうか思案していた時にそれは起こりました。
その日は仕事の会議があったりで忙しくしておりせっせと働いておりました。
もちろん会議中は携帯は見ませんが夕方に落ち着いたときにふと携帯を見ると嫁から鬼のように着信が。
あの日頃は冷たくお遣いを頼むとき以外は全くといって良い程電話もメールもくれないあの嫁からこんなにってびっくりしました。その時のぼくの心境はなんか悪い事したかなと不安になりながらもいやいや浮気なんかしてないし(本当です)とかなんとか思いながらも留守電が入っていたので聞いてみました。(嫁が留守電を残す!?)すると想像もしていない言葉が入っておりました。
あおが火傷をして病院に運ばれた。大変なことになってしまった。という嫁の悲痛な声というか叫びでした。そこから運ばれた病院までどうやって行ったかもわからないくらい動揺しながら車を飛ばしました。
病室に着くともう処置は終わっていてあおは小さい体を包帯だらけにしながらぼくの事を見て「たうたうたうあ~」と言ったのです。まだ言葉も話せないけどよくぼくたち両親を見て言う愛らしい言葉でした。
その瞬間嫁は泣き出しぼくも泣いてしまうという情けないパパとなりました。


何が起こったかというとその日あおに食べさせようとしらすを出勤前の嫁との買い物中にスーパーで見つけたぼくは買ったのです。そしてぼくの出勤後に嫁がご飯の支度中電気ポットでお湯を沸かしていたところあおがポットを抱っこしてしまいお湯をこぼしてしまったとの事でした。(しらすに火を通すための湯沸し)
嫁はもちろん自分自身を責めていました。責めて責めてどうかなりそうなくらい責めてました。
もちろん不注意は誰にでもあるし仕方がない一面があると思うしぼくは嫁の事を責める気なんかしませんでした。それよりもぼくに連絡が付かなくて不安な思いをさせてしまったこと、ぼくが夕方でも夜でもいれる仕事だったら起きなかった事と思いそしてあおの痛々しい姿を見ると本当に身が引き裂かれそうな思いでした。そんな中病院で処置をしてもらい泣いてたあおがぼくを見て怪我をしてから初めて「たうたうたうあ~」と言ったとの事でした。あおもさみしかったんだな痛かったんだなって思い涙が止まらずただただあおの早い回復と元気な笑顔を取り戻したいと思いました。